INTERVIEW
インタビュー

株式会社カインズ
人事戦略本部
人事マネジメント部
人財開発室人財開発グループ
グループマネジャー
管 和茂さん

企業プロフィール

社名:株式会社カインズ
業種:小売業(ホームセンター)
従業員規模:13,000人以上(取材当時)

チームプロフィール

人財開発室
人数:6人
職種系統/役割:人事・労務
ねらい:組織の人材開発への活用

チームの人間関係が明確に言語化され
より良いチームへと踏み出すきっかけをつかめた

Q
「チームワーク向上診断」を受けた理由は?
A
カインズでは以前から『tanθ』を採用活動で利用しています。診断される思考タイプは、採用で今後のキャリアや配属を考える材料のひとつとして活用していますが、大きく変化することがない特性なので、入社後にも活用方法がないだろうかと考えていました。今回は『tanθ』をチームワークの向上に応用したサービスで、思考タイプ同士の相性や適切なコミュニケーションを知ることができるという点に興味を持ってモニターへの参加を決めました。
Q
レポートを見ての感想をお聞かせください。
A
人財開発室のメンバーは『tanθ』で診断された自身の思考タイプを知っています。今回はタイプが以前と変化したメンバーもいて「どんな行動・業務が影響するのだろう」などと議論に花が咲きました。もともと関係性の良いチームでしたが、肌感だけだったそれぞれの特性や関係性が言語化されており、より実感値が上がりましたね。各思考タイプが揃っていて、非常にバランス感のあるチームであることも改めて認識することができました。
Q
社内で「チームワーク向上診断」を活用できそうでしょうか?
A
関係性の良いチームが受検をすると「より良くするにはどうすべきか」が見え、会話も前向きに盛り上がるのではないでしょうか。今後の活用方法でも様々なアイデアが生まれました。例えば新しい店舗を作るときや社内に新しいチームを作るときなどは、どの思考タイプのメンバーを配置し、どんな役割を与えるとチームワークを発揮するかといった材料として使えると思います。また既にある部門・部署でも活用できるチームは多いと感じています。

座談会

「行動させるアドバイス」に新鮮味を感じた
チームワーク向上診断はチームを進める推進力になる

人財開発グループ
グループマネジャー
管 和茂さん
人財評価グループ
グループマネジャー
篠原 達也さん
人財評価グループ
水沼 彰さん
人財評価グループ
山本 尚史さん

―レポートを見ての感想をお聞かせください。

水沼
「いまの自分はこの思考タイプで、こういう特徴なんだな」と客観的に理解できる良い機会になったと思います。
山本
私は、入社時はファーマーでした。今回はアナリスト。「変わることがあるんだな」と驚きましたが、特徴を読むと認識している自分のイメージと同じで納得しました。
篠原
自分も10年以上前の入社時のファーマーから、バランス型になりました。2人と同じように、特徴の記述はまさに自分のことが書かれていた。本質は変わらないけれど、意識することでタイプは多少変化できるのかな、という気づきがありましたね。
私も多少変化してストラテジストのど真ん中になりました。会社員は、業務とかキャリアの中で必要に応じて役割を演じることになりますよね。それが影響しているのかなと思います。
水沼
そうですね。私は結果を読んで自分の現状を受け入れられたので、それを業務の効率化やチームにどう活かしていくかが次のステップだなと考えています。
レポートの「こう接してみよう!」や「期待される各自の行動」をヒントにできるといいですね。
山本
過去を振り返ると「うまくいった」と感じたときの接し方って、このレポートのアドバイスのように行動したときなんですよ。診断の精度が高いなと驚きました。
水沼
ファーマーってぐんと踏み出せるタイプじゃないので、アドバイスはありがたい。参考にしてコミュニケーションのきっかけにしたいと思っています。
篠原
コミュニケーションを良くする手法でアドバイスされることって、多くは「傾聴」ですよね。こうやって自発的な行動へのアドバイスがあるのはおもしろいですよね。

―レポートをもとにどんな話し合いをされましたか?

篠原
「メンバーのタイプ」では自分を中心に各メンバーの距離感が表現されますよね。上司を中心にしたとき、これがたまたまフリーアドレスでよく選ぶ席順に一致していて……。
山本
図で距離が離れている私は席も上司から遠いところに座っていて、「上司と仲が悪いのかな」なんて思っちゃいました(苦笑)
水沼
みんなで見せ合って話したとき、そういった話題で盛り上がりましたね。単純に思考タイプが真逆ということだと思うんですけど(笑) こうやってメンバー全員の思考タイプと分布が視覚的に見られる診断はあまりないですね。新鮮だし、わかりやすいです。
篠原
「期待される各自の行動」も珍しいレポート内容ですね。自分がやっていることが「チームに生きている」と、評価されたような嬉しさもありました。
山本
自己分析で「苦手だな」と思っていることが「自信をもって」や「努力あるのみ」と、ちゃんと出ているなと感じました。頑張ろう、と思えるきっかけにもなりましたね。自己認識と他己認識を総合しているのだと思いますが、「その調子」が多いリーダーを見て「これを目指そう!」とひとつ指標ができましたね。
お互いに見せ合って話すのは、私たちのようにチーム仲が良好なら有効でしょうね。
篠原
逆だと空気が凍るかもしれないね(笑) 人数が少ないと「誰の評価だ」と推測できるから、5人以上くらいのチームにおすすめですね。
管 
確かに。私たちは「良いチームなんだな」と再認識できて、「もっと良くしていこう」という推進力になりました。関係性の良い、成長意欲の高いチームにはいいきっかけとなるサービスだと感じています。

―ありがとうございました。